UNMANNED 無人駅の芸術祭/大井川

Artist

さとうりさ  Risa Sato

『本人』

寺山(通称ぼいんぼいん山)を180分の1スケールで形成した、見て・触って・座れる作品。設置されている位置は作品の座面位置とほぼ一致する。風景を眺め、山のかたちに触れ、自分の “現在地” を確認する時間は、それぞれの “今” をクリアにしてくれる。もっと本人になれる。

設置場所

ぼいんぼいん山(寺山)

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地蔵まえ3/サトゴシガン

「パブリックアートもお地蔵さんのように地域になじむのは可能か」というテーマでご家庭でオブジェ作品を預かってもらうプロジェクト。果たしてパブリックとプライベートの境界線はどこに?

設置場所

5班集会所(島田市川根町抜里375‐2)

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地蔵まえ4/縫い合わせ

これまでの「無人駅の芸術祭」で制作されたオブジェ作品が、地域の方々の協力を得てバルーン作品となった。オンライン対話と配送を駆使した協働制作は、私たちにどれくらいの達成感を与えてくれるのだろう。またそれは見る人へ伝わるのだろうか。
※会期中の土・日、天気の良い日に出現。

設置場所

駅近くの茶畑

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くぐりこぶち

現在では禁止となっている野鳥を獲るための罠「こぶち」を、生きものたちのエネルギーが交差していた場所と捉え、やぶのなかにインスタレーションを制作。「くぐりこぶち」を通り抜けたとき、ほんの少し世界が変わって見えるかもしれません。

設置場所

しまの竹やぶ(島田市川根町抜里1284-1)

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メダムK

「黄金町バザール 2011」(横浜市)で制作されたこの作品は、かつて違法飲食店で働いていた女性たちを意味している。人のかたちをしていても、女性を示す記号的要素はない。娼婦という職業に対する一辺倒のイメージから自由になれたらという考えが制作のきっかけとなっている。

設置場所

天野邸(島田市川根町抜里210‐1)

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Artist profile

さとうりさ

美術作家。東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻修了。抽象的でありながらも親しみを感じさせる大型のソフト・スカルプチャーを、屋内外を問わず公共のスペースに出現させ、作品を通じたコミュニケーションの可能性を考察する。ワークショップを通じた共同制作なども数多い。

「横浜 あの街を歩く-『草枕』のように手書きの地図で」(黄金町高架下スタジオSite-Aギャラリー、2021)、「ぎこちない会話への対応策—第三波フェミニズムの視点で」(金沢21世紀美術館、2021)、「ヨコハマトリエンナーレ2020 AFTERGLOW 光の破片をつかまえる」(神奈川、2020)

profile photo : Seiichiro Sato

CV

2008 文化庁新進芸術家海外研修制度研修員
1999 東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻修了
1997 東京藝術大学美術学部デザイン科卒業

展示会等

2021 「横浜 あの街を歩く-『草枕』のように手書きの地図で」(横浜市、神奈川)
2021 「ぎこちない会話への対応策―第三波フェミニズムの視点で」(金沢21世紀美術館)
2020 「ヨコハマトリエンナーレ2020」(横浜市、神奈川)
2020 「UNMANNED無人駅の芸術祭/大井川」(島田市、静岡)
2019 「Srishti INTERIM- Featival of Ideas」(バンガロール、インド)
2019 「フューチャースケープ・プロジェクト」(象の鼻テラス、横浜)
2018 「START☆みんなのミュージアム2018」(富山県美術館)
2017 「六甲ミーツ・アート芸術散歩2017」(六甲山、兵庫)
2016 「水遊び博覧会」(越後妻有里山現代美術館キナーレ)
2013 「こども+おとな+夏の美術館・アートといっしょ」(群馬県立近代美術館)
2012 「庭をめぐれば」(ヴァンジ彫刻庭園美術館)
2012 「GOTTON ART MAGIC」(田川市、福岡)
2011 「黄金町バザール 2011」(横浜市、神奈川)

その他

2021 横浜文化賞文化・芸術奨励賞
2000 フィリップモリスアートアワードグランプリ
1998 パルコアーバナート#7 大賞

過去作品

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