Event
UNMANNED EXHIBITION~春待つ集落と芸術の晴れの舞台
実施日 | 2月15日(土)~3月16日(日) |
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実施時間 | 10:00~16:00 |
会場 | 静岡県島田市川根町抜里エリア他 |
参加費 | 鑑賞無料 |
予約方法 |
UNMANNED EXBIHITION
(UNMANNED無人駅の芸術祭/大井川年間プロジェクト成果展2024)
春待つ集落と芸術の晴れの舞台
■実施日: 2025年2月15日(土)~3月16日(日)
■実施時間: 10:00~16:00
■会場: 静岡県島田市川根町抜里エリア他
■参加費: 鑑賞無料
UNMANNED EXHIBITION 2025.2/15(Sat) – 3/16(Sun)
静岡県中部を流れる大井川とともに生きる地域において2018年より開催してきた「UNMANNED無人駅の芸術祭/大井川」開催エリアにおいて、2024年度に実施した「地域×アート」プロジェクトの成果発表展を開催します。
アートは、様々な化学反応とともに集落の日常に降り積もり、芸術祭の会期を越えてなお、新たな集落の姿が浮かびあがってきました。そこで本年度は、アーティストが3つの異なる視点から地域と混ざりあうAIR事業(アーティスト・イン・レジデンスプログラム)を展開しました。「地域農業と芸術」「国際関係と芸術」「企業活動と芸術」。アーティストによる創造的思考と行為が、地域固有の生活や活動と混ざり合い、アートはより深く集落の日常の中に及んでいます。
AIR事業の成果発表展を軸に、芸術祭に端を発し住民が山道を構築した「ART TRAILプロジェクト」は、集落とアートとが共に歩むリアルな過程を感じていただけるはずです。
集落の日常にアーティストが媒介し、ともに創作に汗を流し、アーティストと住民とが互いを理解することで、集落は内発的に変化をしています。集落はもっと変化していくことができる。だからこそ今、私たちの芸術祭も地域の未来に向けた変化が必要だと考えます。今後、さらに濃度と深度を深めた世界に誇れる地域芸術祭の在り方を模索する1ページの年としていきます。
(大石歩真・兒玉絵美/総合ディレクター)
【イベント&公演】
■みんな集まれオープニング寄り合い
2/15(土)16:00~ @抜里交流センター
■大井川アートキャンプ「一日限りの展覧会」
2/15(土)@抜里エリア
■ディレクターガイドツアー①(ART TRAIL作品)
2/22(土)13:00~15:30 @抜里駅集合
■ディレクターガイドツアー②(レジデンス成果作品)
3/8(土)13:00~15:30 @ヌクリハウス集合
■越智良江による島田こども演劇公演
3/16(日)10:00~/13:00~ @抜里集落内
■主催:NPO法人クロスメディアしまだ
■インフォメーション: Atelier&Guest houseヌクリハウス
https://nukuri-house.unmanned.jp/
※会期中のインフォメーション及び屋内作品
休場:月・火 開館:10時~16時(屋外作品はご自由に鑑賞頂けます)
■助成:静岡県「文化芸術による地域振興事業」、島田市「アートによる地域づくり推進事業」、経済産業省「地域におけるアートプロジェクトの推進によるアートと経済社会の好循環構築に係る実証事業」
【ぼいんぼいん山ART TRAIL PROJECT(permanent作品)】
東弘一郎 Koichiro Azuma/茶畑のサイクリスト
鑑賞者は防霜ファンからの視点で茶畑を一望でき、自転車を漕いで風車を回すことができる。また、作品の体験をすることで鑑賞者自身が景観の一部となる。
高速道路を降りて茶畑だらけの風景に一気に変わると、島田に入ったという実感が湧く。整えられた茶樹の独特な形状と、それを見守る防霜ファンが立ち並ぶ風景はとても美しい。作品を通じて地元の人々と訪れる人々の間での対話を促し、この美しい茶畑の風景をさらに愛してもらうきっかけとなればと思う。
プロフィール:1998年 東京都生まれ
自転車と金属を組み合わせて、主に動く立体作品を制作している。サロン・ド・プランタン賞受賞。宮田亮平賞受賞。第24回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)入選。主な展示に大地の芸術祭2022、落山風藝術季(台湾) など
小山真徳 Masayoshi Koyama/てのひら
山と山に挟まれた大井川流域では、対向車が譲り合わなければ通れない狭く険しい道が多々ある。滞在制作の際、対向する軽トラの運転席から、軽く右手を掲げる仕草でこちらに合図をおくるやさしい手のひらを何度も見た。蒸気機関車に乗った時には、SLに向かって手を振るひとびとを車窓からみた。沿線から、温泉の露天風呂から、茶畑から。遠くからでもその小さな手のひらは存在感がありわたしは自然と目で追った。
何気ない手のひらが旅の上では無性に恋しい。わたしはいつまでも変わらない普遍的な情愛のサインである手のひらをこの土地に作ろうと思う。
プロフィール:小山真徳は旅人の視点を軸に制作をしている。「よそ者」として訪れた土地において生活者が普段見出すことのない置き去りにされたものたちに、深い共感を寄せる。
手製の小さな土産品から、伝説上のモノたちが具現化したような巨大な立体まで表現は多岐にわたる。
声高ではないが、古くから土地に存在する信仰と祝祭に気配を纏いつつ、うらぶれた場所にそれら作品は出現する。
さとうりさ Risa Sato/「本人」「地蔵まえ3/サトゴシガン」
「本人」:寺山(通称ぼいんぼいん山)を180分の1スケールで形成した、見て・触って・座れる作品。設置されている位置は作品の座面位置とほぼ一致する。風景を眺め、山のかたちに触れ、自分の “現在地” を確認する時間は、それぞれの “今” をクリアにしてくれる。もっと本人になれる。
「地蔵まえ3/サトゴシガン」:「パブリックアートもお地蔵さんのように地域になじむのは可能か」というテーマでご家庭でオブジェ作品を預かってもらうプロジェクト。果たしてパブリックとプライベートの境界線はどこに?
プロフィール:美術作家。東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻修了。抽象的でありながらも親しみを感じさせる大型のソフト・スカルプチャーを、屋内外を問わず公共のスペースに出現させ、作品を通じたコミュニケーションの可能性を考察する。ワークショップを通じた共同制作なども数多い。
「横浜 あの街を歩く-『草枕』のように手書きの地図で」(黄金町高架下スタジオSite-Aギャラリー、2021)、「ぎこちない会話への対応策—第三波フェミニズムの視点で」(金沢21世紀美術館、2021)、「ヨコハマトリエンナーレ2020 AFTERGLOW 光の破片をつかまえる」(神奈川、2020)
西田秀己 Hidemi Nishida/「境界のあそび場Ⅱちゃばらのカーテン」 「境界のあそび場Ⅳ音の要塞」
「境界のあそび場Ⅱ/ちゃばらのカーテン」:茶畑の一角にひらひらと漂う大きなカーテン。下には円形のベンチが設えられ、訪れる人々の休息の場となる。
茶畑の空に漂う柔らかな布地の向こうには世界の輪郭が浮かび上がり、はためく裾から見え隠れするその端々に、世界の細部がきらめく。
「境界のあそび場Ⅳ/音の要塞」:大井川流域の地域では、古くから対岸との物流、人の行き来、そして情報の交換のために様々な手段が工夫されてきた。この要塞は、「交信」の努力をしてきた人々へのオマージュ。自動車での行き来が容易になり、大量の情報を瞬間のうちに交換できるようになったいま、我々の感官はこの要塞からどんなメッセージを発信し、目の前の風景からどんな返答を受け取るのだろう。
プロフィール:建築的な手法をベースに、風景との対話を生む環境インスタレーションを手がける。周囲の環境や、意識しなければ見えにくい事象に眼差しを向け、世界の広がりや美しいディテールに触れる作品を制作。廃線となった線路をデジタルフロッタージュでアーカイブするなど様々な手法を用いて活動。
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【大井川国際アーティスト・イン・レジデンス】
越智良江 Yoshie Ochi/マイ・タウン マイ・デイ
■3/16(日)11時~・14時30分~ 2回公演 @抜里集落内
越智良江Instagram:https://www.instagram.com/ochiyosshii/
Ssoi,Park(パク・ソイ)/Milkway:波(wave)
村上慧 Satoshi Murakami/移住を生活するin島田
2月13日~2月20日実施・以後展示
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【半農半アーティスト・イン・レジデンス】
柏原瑚子 Coco Kashiwara/耕作放棄地茶葉を活用した「染め」を軸とした実験的インスタレーション
■2月22日~
Peixz(マリアナ・クレメンテ/レネ・アバロア)/茶畑で泳ぐ
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【地域におけるアートプロジェクトの推進によるアートと経済社会の好循環構築に係る実証事業】
木村健世 Takeyo Kimura/「醸される酒・醸される人とまち」 ㈱大村屋酒造場とのリサーチ&アートプロジェクト
TAKAGIKAORU/「茶ノ木もぐりに招待します」杉本製茶㈱とのリサーチ&アートプロジェクト
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*同時開催・参加者募集!
UNMANNED無人駅の芸術祭/大井川関連企画
【大井川アートキャンプ】
あなたの感性が集落と交差する。
実施日 2025年2月9日(日)~2月16日(日)7泊8日
■会場: 静岡県島田市川根町抜里エリア
■対象:美術や地域活動に関心を持つ大学生・専門学生・一般(18歳以上)
■定員:10名(多数の場合抽選)※申込期限2025年1月20日(月)12時
■受講料:28,000円(滞在費・受講料・事前振込)*現地までの移動費・滞在中の食事は自己負担
■宿泊:Atelier&Guest houseヌクリハウス(静岡県島田市川根町抜里930/抜里駅徒歩10分)
■申込:応募フォーム、又はメールから
応募フォーム:https://forms.gle/2w1AaovX8HGsnS288
メール:info.unmanned@gmail.com
■問合せ:芸術祭事務局
NPO法人クロスメディアしまだ
静岡県島田市日之出町4-1-1F「C-BASE」内
Tel:0547-39-3666
Mail:info.unmanned@gmail.com
■最新情報は公式サイト&各種SNSから
★公式サイト:https://unmanned.jp/
★LINE:https://lin.ee/x6zU7tGE
★Instagram:https://www.instagram.com/unmanned_mujineki_ooigawa/
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アクセス情報
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■交通案内(台風15号被害の影響で交通機関や一般道に不通がみられます。事前に確認のうで来訪ください)
<車利用>
東京IC→(新東名約2時間)→島田金谷IC(約25分)→抜里エリア
名古屋IC→(新東名約2時間)→島田金谷IC(約25分)→抜里エリア
<電車利用>
JR東京駅→(東海道新幹線約1時間)→JR静岡駅→(東海道線約30分)→JR島田駅or 金谷駅
JR名古屋駅→(東海道新幹線約1時間)→JR掛川駅→(東海道線約15分)JR金谷駅or島田駅
※JR金谷駅で大井川鉄道乗換し抜里駅へ(約38分)、JR島田駅等でレンタカー(約35分)
<飛行機利用>
就航先→富士山静岡空港→(直通バス25分)→JR島田駅or金谷駅